Para日記

パラグライダーを始めてからしばらくの間、練習後に日記を書いていました。懐かしい記録です。もうパラ日記は書いてないけど、フライトログはちゃんと付けています。



2001.9.2(日)
記念すべき、パラグライダーとの出会いの日。伊那市教育委員会体育科の主催で、鳩吹の「ミルク」で一日体験スクールが開催された。参加者13名。インストラクターのお姉さん(向山さん)は、感じのいいきれいなお姉さん。運がいい。3回ほど地面から足が宙に浮いた。感動。その内1回は、結構(15秒ぐらい?)飛んで、軽い左旋回もできて、最高に気分が良かった。これからパラグライダーにはまりそうな予感十分。

2001.9.8(土)
富士見パノラマスキー場のパラグライダースクール、エントランスコースに入学する。2日間で16,800円也。やっぱり、それなりにお金はかかるのよね。前回の鳩吹の練習で、まだまだ筋肉痛が残っているが、宙を舞う快感を忘れられず、やっぱり来てしまった。練習生は、10人程か。ゲレンデには、鹿か猪か分からないが、新鮮な糞が随所に存在する。キャノピーの立ち上げがなかなかうまくいかず、苦労する。自分の頭の上で、キャノピーがどうなっているのか、皆目見当がつかない。丸一日、校長先生の言うがままに、「手は肩の位置、走って、万歳、肩の位置、もっと走って、体重を掛けながら」と必死。もうちっと自分のやっていることと、理論の摺り合わせが必要と感じる。1日中、斜面を登り、足の付け根が痛い。明日以降の筋肉痛が怖いほど。

2001.9.15(土)
午前中半日の予定で、富士見で講習を受けに。今週末は、土曜午後と日曜日、団体さんの予約で一杯とのこと。自分以外の練習生は、先週一緒だった女性1人のみでStart。後に、2人増える。先週の練習の成果か?、自分でもキャノピーの立ち上げがかなり上達したのを実感する。自分なりに、一連の操作とその意味を考えたのが良かったのか。練習に付き合ってくれるボランディアの人に褒められ、嬉しい。当初ハイペースで数回飛び、体力的に心配になる。一緒の女性は、恐ろしく体力がありそうな活発な人だ。負けては居られない。が、10:00過ぎからフォローの風になり、10:30頃には実技練習を断念。部屋に戻り、校長先生からパラグライダーの座学を受ける。立ち上げの一連の動作についての解説を頂き、なかなか有効であった。A,B級課程のパラグライディング教本を買って、帰宅。運動量も大したこと無いので、筋肉痛もさほど心配することがないであろう。ただ、やっぱりもう少し飛びたかった。

2001.9.29(土)
ベーシックコースに入ることにした。42,000円也。久しぶりのPG練習、熱が入った。今日から、立ち上げの時に空を仰ぎ、キャノピーを目視することにした。やっと目視できるだけの余裕ができたと言うことか。効果抜群、やはり、キャノピーの状態を把握しないと、対策もできない。今日の練習は、校長先生から、「自分の判断でやってください」といわれ、やっと自分の判断でTake Offし、Landingする事となった。嬉しい。PGの操作にも手応えを初めて感じ、やっと自分で操縦している感覚がつき始めた。終日積極的に練習をしたので、運動量も多く、充実の1日であった。練習後、校長先生から、「今後PGを続けるのならば、機体の購入をそろそろ考えなさい」と言われ、早速一式の購入をお願いする。総額55万円也。

2001.9.30(日)
やっぱりPGは楽しい。途中から雨が降り始め、午後は2本しか飛べなかった。でも、午前中練習できただけでも良しとするべし。
早速、機体とヘルメットが届いた。嬉しい。機体はGinのBolero。色は青。なかなか良く飛びそうな良い機体だ。早くこいつで飛んでみたい。次回の練習が待ち遠しい。

2001.10.8(月)
Boleroの初飛行。ただ、今日は風が強く、下の方でひたすら走っていた。練習序盤、横風に煽られ、土手の下へ一回転。怪我もなく、何より。ちゃんとキャノピーを真っ直ぐ立ち上げて走るのは、至難の業。なかなかうまくいかない。右足太股が痛い。軽い肉離れと思われる。早く直ると良いのだが。

2001.10.13(土)
今日は晴天。気持ちの良い天気だ。しかし、風が悪く、スクール前のなだらかなゲレンデで練習。今日もまた、先週に引き続き走り通し。うまくいかない。ただ、ちょっとばかりライザーを体で引っ張り立ち上げる方法が分かりかける。校長先生が自分のBoleroでデモンストレーション。なんと良く飛ぶことか。2、3歩でTake offしてしまう。右足太股の痛みが復活。かなりやばそう。明日の練習は如何に。湿布薬を買ってきて、貼り付ける。

2001.10.14(日)
高橋さんに、タンデムで高々度飛行をしてもらった。地上遙か上空を飛んでいる実感は無い。時間にして約10分程か。第3ゲレンデで終日練習。キャノピーがなかなか真っ直ぐ上がってくれない。まだまだ修練が必要。何が何でも、冬季に朝霧高原に連れて行ってもらえるようにがんばろう。

2001.10.21(土)
やっとハーネスが届いた。緊急パラシュート、Treeランディングキット等々、ハーネスを背負うとかなり重い。ただ、ライザーのハーネスへの取り付け位置の違いか、ライズアップの際の手の位置はだんだん良くなってきたような気がする。帰り際、明日朝7時集合で、「朝飛び」を行い、初フライト予定。やっとそのときが来たかと心が高鳴る。

2001.10.22(日)
興奮状態で、夜中に目を覚ます。6:30に富士見に到着。興奮のもと初フライトに臨むべく、高橋さんに車でゴンドラ山頂駅まで送ってもらう。残念ながら、フォローの風で、かつ、乱れているため、初フライトを断念。やや寝不足ながら、ゲレンデで通常の練習を終日行う。下界では、風も穏やかで、風向も申し分なく、充実の練習を行った。それにしても、緊パラ内蔵のハーネスは重い。充実の練習を終日行い、まずは満足であった。来週こそは、初フライトをと心高鳴る。

2001.10.27(土)
午前中、いつものように第3ゲレンデで午前中練習をする。午後、1日体験のお手伝いをし、練習はできなかったが、3時頃、校長先生からゴンドラで上にあがるようにとの指示。待ってました。長谷山さんと山頂に向かう。記念すべき初ソロフライト。L1へのランディング。T.O.の高橋さんとL.D.の校長先生の無線誘導により、無事L.D.。感無量。高々度処理を初めて体験する。自分の判断だけでL.D.するには、かなりの修行が必要だとの予感。

2001.10.28(日)
残念ながら、雨のためフライトできず。長谷山さんも車中泊のため朝から顔を出す。ハーネスの調整方法と、偏流飛行の講義を受ける。お昼近くには帰宅。

2001.11.3(土)
本日は2本の高々度飛行を行う。大滝さんは、記念すべき初飛行。一本目は、L2にランディング。初めてのランディング場所であり、相変わらず高々度処理を自分でイメージすることすらできず、L.D.の高橋さんの誘導に従い、無事L.D.。本来のL.D.からやや外れた牧草地ではあるが、まずは良しとしよう。2本目、L1にL.D.。ポツリポツリと雨が降り出すが、何とかフライトができた。L1へのL.D.は2回目でもあり、前回L1へのL.D.経路について、校長先生から説明を受けていたので、無線誘導の意味も分かり、有益であった。午後には、本格的に雨が降り出し、残念ながらの早めの帰宅となった。

2001.11.4(日)
今日は、雨が上がり、天気はよいものの、強い北風が吹いているため、高々度フライトは望むべくもない。第1ゲレンデで終日練習するが、強風のため広げたパラがめくれあがれ、苦労する。2回目の第1ゲレンデではあるが、やはり苦手。早くクロスハンドの練習がしたい。

2001.11.7(水)
35歳時研修の有給休暇で、初めて平日に練習に行った。本日の参加者は、総勢5名。校長先生から、場所を移動するとの発言。突然の朝霧デビューとなった。校長先生が運転をし、朝霧へ行った。今日は、計3本のフライトができた。朝霧のT.O.は、組み立てた櫓のランチャ。たいして意識もせず、普通にT.O.ができた。2本目では、リッジソアリングの初体験をし、T.O.よりも数mトップアウトした。フライト時間も20分ぐらいはあったと思う。結構感激。気持ちがよい。空中には、10数機が飛び交い、周囲警戒の重要さを身をもって体験する。結構緊張する。斜面に寄りすぎず、余り風下へ行きすぎないようにとの注意を受ける。

2001.11.8(木)
スクールの車でゴンドラ頂上に向かうが、風があれており、B級閉鎖。残念ながら、下山。午前終了。午後3本ほど第3ゲレンデで練習するが、雨がポツリポツリと始まり、練習終了。結構良い南風が入っていたので、ちょっと残念。しかし、最後の1本は、第3ゲレンデの最長距離を記録し、なかなか気持ちの良い1本であった。3時にはスクールを後にし、松本のアルペンまで下道で行き、キャラバンのシューズを購入。結構よさそう。

2001.11.9(金)
バリオとフライトスーツが届いた。嬉しい。今日は、3本のフライトができた。ゴンドラが動いていないので、高橋さんに車で山頂まで運んでもらう。2本目、ほとんど無風状態でL.D.。想像以上に足が伸び驚く。L.D.の風速によって、進入角が大きく異なることを実感。初めて、左右の360度旋回を行う。どうってことない、単なる旋回だ。でも、その内容は???

2001.11.10(土)
今日は、残念ながら2時過ぎまで雨で、フライトできず。NPの学科試験を受けた。無料休憩所で受験するが、寒かった。内容は、ほぼ楽勝。試験後、忘年会に参加。ほとんど知っている人が居ないので、少々憂鬱であったが、いざ始まると話に花が咲き、楽しかった。ビンゴ、ジャンケン大会など、景品が充実している。なんと、ジャンケンでは見事優勝し、緊急パラシュートをGet。終了後、クラブハウスに泊まる。校長先生、高橋さんと初めてざっくばらんの話をする。イントラは、驚くほどスクール生の性格等も観察している。

2001.11.11(日)
今日は、見事な秋晴れ。3本のフライトができた。午前1本フライト後、コンディションが良すぎてB級生Close。なんだかもどかしい。午後一番でB級生にもOpen。午後一番のフライトでは、3,4回グラグラっと来る場所を感じ、バリオも反応。早くサーマルでソアリングができるようになりたい。昨日の景品、緊パラをスクールに4万円で下取りしてもらう。Lucky。嬉しい。5日連続のスクール通いも終了。明日からは通常生活が始まる。

2001.11.17(土)
晴天ながらも、北風が強く、パラを広げることすらできなかった。で、第2ゲレンデの木を使って、午前ツリーラン講習が行われた。身体確保、8カンを用いた降下の練習を行った。出来るならば、役立ったてな事が無いように願うが、なかなか面白かった。長谷山さんからビデオを借り、大滝さんがダビングしてくれる予定。そうそう、NPのの学科に見事合格し、校長先生から合格証を手渡される。昼食のうどんが身体を暖めてくれた。3時過ぎに帰宅、随分と久しぶりに洗車をした。

2001.11.18(日)
今日も、晴天ながらも北風が強く、高々度飛行は出来なかった。河川清掃を済ませてからの出発で、スクール到着は9:30を少し過ぎた。既に第1ゲレンデで皆練習を開始している。久しぶりに「ひろこ」さんと再会。何でも、おじいさんが入院したりで忙しく、練習に来れなかったとか。で、ひろこさんは午後には帰宅。午後、長谷山さんと一緒に、クロスハンドのやり方を教えてもらう。結構難しい。でも、今後キャノピーを広げるのが楽になる。とっても嬉しい。随分と前からやってみたいと思っていた。大滝さんは、華麗なるクロスハンドのテイクオフを既に身に付けている。でも、今日が富士見の練習最終日。もうちょっとクロスハンドの練習をしたかった。久しぶりに斜面を昇り、いい汗をかいた。

2001.11.23(金)
今日は祝日。雲一つ無い晴天。今日は1本しか飛べなかったが、得る物があった。Take OffからLandingまで、一切無線誘導無しで、フライトした。L2ランディングの端に何とか着陸。Landingの風は、北約2m/s。L.D.手前の木が気になった。よもやOverかと思われたが、何とかL.D.内に収まる。めでたしめでたし。その後、2本目のためTake Offに向かうが、フォローの西風になり、Close。残念。明日に期待。

2001.11.24(土)
今日も富士見パノラマで3本フライト。最後3本目のフライトで、L1に降りるが、キャノピーを木の枝に乗せてしまい、ショックLarge。ランディング近くで旋回半径が小さい大きな旋回をして、高度を大きく落としてしまい、本来のLanding下におろす羽目になり、身体だけはちゃんと降りたものの、キャノピーが風にながされ木の上に。木にぶら下がる危険性は全く感じなかったが、頭上数mに横幅10mのキャノピーがあることに気が回らなかった。校長先生、高橋さん、大滝さん、長谷山さん、ゆうこさん、その他大勢に迷惑をかけてしまった。約1時間をかけて、キャノピーを無事回収。破れ等もなく、ほっとする。

2001.11.25(日)
今日の富士見は、北風が荒れていて、飛べそうもなく、9:30ごろパノラマ号で朝霧へ。実に、穏やかなベタ凪状態。ヒロコさんの初フライト。しかも、朝霧で。自分は、本日3本のフライト。3本目のTake Offで不安を感じ中断。左側の場所からのTake Offだったので、またまたキャノピーがTake Off手前の小藪に落ちる。何か、キャノピーが木々を求めているかのような厭な癖が付いたかのよう。またもや皆さんにキャノピーを掘り起こしてもらう。「木」には要注意。小さな木でも、気は抜けない。

2001.12.8(土)
今日は、7:30に校長先生宅に集合で、朝霧へ。が、天気予報は晴れなるも、現地は曇り空のびゅーびゅーの北風。富士山の雄姿も全景を望めず。結局、Take Offの寒さを存分に体験し、一本も飛べずに帰宅。残念。まあっ、こんなものよね。まともにツリーランする現場を目撃。ああ怖わ。

2001.12.9(日)
今日も、先日同様7:30に校長先生宅集合の朝霧。今日は、飛べました。計4本。1本目、2回目の旋回で山に向かってやっちゃった。Take Offを見ていて、そんでもって、山側に。どんどん山が近づいてきて、怖かった。2度とやるまい。2本目、穏やかなリッジリフトを受け、トップアウト。3本目、校長先生の無線指示により、リフト帯で連続2回360度旋回をし、高度を稼ぐ。Take Offを結構下に拝み、気分がよい。本日最終フライトでは、初の翼端折り。まあっ、どうって事無いって感じでした。充実の良い一日でした。

2001.12.15(土)
天気の状況が悪く、朝霧行き中止。

2001.12.16(日)
今日の朝霧は穏やか。何と計5本も飛んだ。幸せであった。

2001.12.22(土)
朝霧に行くも、風が悪く飛べず。残念。

2001.12.23(日)
朝霧で4本飛行。

2001.12.24(月)
朝霧で4本飛行。

2001.12.27(木)
朝霧で4本飛行。無線指示をほとんど受けずにL.D.出来るようになってきた。ファイナルターンが深すぎる。高度沈下が大きく、ショート気味になる。また、ファイナルターンの戻しが遅いため、曲がりすぎになる傾向あり。

2001.12.28(金)
朝霧で4本飛行。3本目は、程良いリッジを受け、47'30"のフライトを記録。指先が冷たかったぜ。何と贅沢なこと。目指せOver1時間。何度か目の両翼端折りを行った。体重移動だけで、十分旋回するのだ。

2002.1.5(土)
天気の状況が悪く、朝霧行き中止。

2002.1.6(日)
朝霧に行くも、風が悪く飛べず。残念。

2002.1.12(土)
久々に、やっと飛べた。計、4本。大滝さんも久々に復帰。長谷山さんも、久々に飛べて、とっても嬉しそう。エリアで、空中接触があり、一方はヘリコプター状態から緊急パラ投下とのこと。人ごとではない、気を付けよう。アクセルバーを取り付け、調節を行った。最終フライトで、両翼端折り+アクセルの降下を行った。アクセルバーがハーネスに付き、なんだか一人前に近づいたようで、嬉しい。



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